チソン独占取材~フルバージョン(2011/8/17配信)

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チソン ーチソンさんの今回の来日の目的は何ですか?

 ファンミーティングです。日本のファンの皆さんに会うために来ました。

ーそうですか。日本にはよく来るほうですか?

 はい。旅行で来れたらもっといいんですけど。ドラマ終了後の休暇にファンの皆さんに会いに来たほうが多いです。


ー日本にプライベート旅行で来たことはありますか?
 
 いいえ。まだないです。


ーまだないんですね。撮影等で東京以外の場所も行ったことがあると思いますが、日本のどこが一番よかったですか?

 どこもよかったですけど、一番思い出に残っているのは、写真集の撮影で訪れた北海道です。小樽と札幌での撮影で、今でもよく覚えていますよ。雪景色がとても美しかったです。


ー冬に行かれたんですね。

 はい。冬でした。また行きたいです!


ー東京で時間が余った時に、ショッピング等でよく行くところはありますか?

 銀座のデパ地下です!僕の好きなカステラやお菓子が売っているので、必ず立ち寄りますよ。


ー日本はケーキとかおいしいデザートが色々ありますが…甘いものはお好きですか?

 はい!好きです!日本は本当に食べ物がおいしいですね。お菓子とかパンとかおいしいものがとても多くて、日本に来ると幸せです!


ーでは、次の質問です。先日「ロイヤルファミリー」の放送が終了しましたね。日本のファンもこの最新作に関心を持っていると思います。終わって間もないので、感触が残っていると思いますがチソンさんにとって、ドラマ「ロイヤルファミリー」はどんな作品でしたか?

 日本の推理小説「人間の証明」が原作のドラマです。内容は全く同じではなく、事件などを材料にしてドラマ用に脚色されています。人間の善と悪を扱っていて、真実や人間とは何かを審判し証明するドラマです。僕は検事と弁護士の役を演じました。審判をくだす役ですね。

 善と悪と言うように、人はいい面と悪い面を持っています。それを審判し、苦悩する役なので、最終回が終わった時…エンディングは言えないんですけど、何ともいえない空虚感や虚脱感を覚えました。自分も最終回を見ながら涙が止まりませんでした。

 終了後、1週間ほど経ちましたが、まだそんな余韻が残っています。魅力的な人物であり、魅力的なドラマです。財閥一家の話なので、見応えがあると思います。楽しみにしていてください。


ー日本のチソンさんのファンは今、「鉄の王キム・スロ」を見ていると思います。今放映中で大人気です。このドラマは時代劇ですよね?時代劇を演じた特別なきっかけや理由はありましたか?

 キム・スロという人物に魅力を感じたからです。王であるキム・スロの姿ではなく、王になる過程を描いたドラマですが、そのストーリーに大きな魅力を感じました。時代劇ですから、衣装やメイクも時間がかかり、また時代劇特有の配慮を忘れないように演じました。
 
 時代劇での交通手段は馬ですよね。ドラマ後は乗馬がぐんと上達しました。アクションシーンも多かったので、武術の実力アップにも役立ちました。


ーでは、いま乗馬もやるんですか?

 はい。ドラマがきっかけで習い始めたのですが、撮影しながらどんどん上手く乗れるようになって、馬から飛び降りてまた飛び乗る、なんてこともできるようになりました。


ー本当ですか?見てみたい!

 でも、撮影中にもしも落馬したら大ケガをしますし、僕がケガをしたら撮影が進まなくなってしまうので…安全に気をつけました。
 

ー本当にそうですね。昨年「鉄の王キム・スロ」に関する記事を読みました。“この作品を選択して終了するまで、俳優としてワンステップ成長する、そんなチャンスをくれた作品だ”とおっしゃっていました。それを見てこれは大変な作品だったけれども、 長く残る作品になると思いました。「鉄の王キム・スロ」は、チソンさんご自身にとってはどんな作品でしたか?

 「鉄の王キム・スロ」を演じるにあたって悩んだのは、王になる人物であって、神のような存在なので、この人物を僕はどう表現すべきなのかということです。演技に失敗すれば大変なことになりますので、責任感がわき上がってきました。

 このキャラクターに最も大切な部分は、統合のリーダーシップと包容力を持つキム・スロの姿です。誰でもリーダーシップという言葉は知っていますし、誰でもリーダーシップを持っています。人が人と出会って、相手を受け容れる心も知っています。でも、王としてのそれはどれほどの大きさなのか…本当に悩みましたね。常にそれを念頭に置いて演じていました。

 キム・スロ役が大きなプラスになったのは、演じながら自分の判断でこんなことを言うのは気が引けますが、ほんの少し器が大きくなったことでしょうか。さらに成熟した自分の姿を新たに発見したドラマでした。


ーまなざしを見ると誰もが好きになってしまうと聞きましたが、実際にお会いすると本当にそうですね。

 恥ずかしいですね。


ーチソンさんの考えるご自身の魅力はなんですか?

 自分の口で言うのはちょっと…ですよね?


ーですよね。

 でも、これだけはいつも忘れないようにしています。ルックス的な魅力もいいけれど内面ですね。人間としての真理。揺るぎない自分なりの真実と真理を持って生きたいと思っています。ちゃんと実行しているかはわかりませんが。


ー実行していらっしゃいますよ。そうした真実のこもった姿を日本のファンの皆さんも感じていると思いますが、日本のファンの中で記憶に残っているファンはいますか?

 お話してもよいことなのか迷いますが…余命が限られている年配の女性がいらっしゃいました。具合が非常にお悪く、もう長くはないとのことでした。その方が亡くなる前に、 一度でいいから僕に会いたいとおっしゃって。ソウルまでわざわざいらしてお会いしたことがあるんです。

 でも僕はその時、「ロイヤルファミリー」の撮影中でなかなか時間が取れない状況で。その週の撮影が終わるまで女性は4日間入院して投薬を受けながら待ってくださって…お会いすることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

 なぜ自分が演技をして、なぜ俳優として人生を送るのか。その理由を改めて感じさせてくれましたし、その女性の心に感動しました。これから自分はどのような道を進むべきで、どのような気持ちで進むべきなのかを改めて考えさえ感じさせてくれたファンの方が忘れられません。


ーこれからも、本当によい思い出として残ると思います。今後の俳優人生にあたって、素晴らしいファンとの出会いがあったんですね。

 僕のほうこそとても感動しています。大きな力になります。今回も日本に来てステージ上でファンの方々のお顔を見ながら、“本当にありがとう”という気持ちでいっぱいでした。僕を待ってくれて、僕の演技に共感してくれて、一緒に呼吸を感じられる皆さんがいるから、僕は存在できるんだと思うんです。感謝の気持ちを忘れず、これからも俳優生活を続けていきたいと思っています。
 

ー次回作を待っている方々もたくさんいると思いますので、今後の活動計画を教えてください。

 演じる機会が与えられるなら、できるだけ多くの作品を残したいですね。それが自分の歴史でもあるからです。今は終わったばかりですが、検討中の次回作もありますし。またすぐによい作品を通じて皆さんに挨拶できそうです。

 次の作品に入る前に「ロイヤルファミリー」のハン・ジフン役から切り替えないといけないので、ちょっと旅行にでも行こうかなと考えています。


ーどこに行きたいですか?

 まだ予約はしていないんですけれど、ヨーロッパに行きたいです。自由旅行がしたいですね。もちろん観光もしたいですが、僕は演技とは自分探しの旅だと考えているんです。いつも一人の人物がいてその人物は僕から始まります。僕が演ずるからです。今まで自分の知っていた姿や新たな姿を見出しながら、新しいキャラクターをいつも作っていくわけですが、その中で自分もさらに成熟し、いい自分へと変化していく姿に気づくんです。自分の職業は最高の職業だと思いますね。今回も旅行で自分をまた白紙状態に戻したいです。新しい自分の姿を見出すために旅立とうと思います。


ー素敵ですね。

 誰でもそういう時間を過ごしていると思いますよ。


ーとてもロマンチックですね。ヨーロッパに行く途中、東京を経由してまた来てください!ファンは日本での活動計画を知りたがっていると思うのですが?

 そのような機会が与えられるのならこの上ない光栄です。ここ日本での活動で日本のファンの皆さんに会えるのなら、素晴らしいチャンスだと思うので、いい機会があったら日本で活動したいと思っています。日本での活動が実現しなくても、作品を通じてそして皆さんに会うために日本に来ればいいと思います。


ーでは、最後になって残念ですが…We love K をご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

 We love K をご覧の皆さん、お会いできて光栄です。今日が楽しかったです。いつも僕にたくさんの愛と励ましを送ってくださる皆さんに、この場をお借りして改めて感謝を伝えたいです。いい作品を通じて皆さんにまたご挨拶したいと思っています。皆さんもどうぞお元気でいてください。

 日本の皆さんに「ファイティン!」と大きな声で伝えたいです。元気を出して。希望を忘れず、力強く大震災による被災から立ち上がってほしいです。皆さんのお幸せとご健康を祈っています。ありがとうございました!!